3次元設計者の能力開発及び能力評価制度の普及事業

3次元設計能力検定
 わが国のモノづくり復興の鍵は、他国に決して真似されることのないわが国オリジナルの製品を作り続けることであり、そのための最重要課題は真に力のある設計者を戦略的に育成していくことである。企業にとって設計者に求める能力は多岐に亘り、その期待レベル(能力要件)は時代とともに変化するが、現代から近未来においては設計の質の向上及び効率化の視点で「3次元設計能力」に対する要望が大きい。

(「3次元設計能力」とは、多種ある3次元CADなどの機械設計に用いるコンピュータソフトウェアを使いこなす為には、ソフトウェアの操作(オペレーション)能力はもちろんの事、「機械設計7つ道具」(3次元CAD操作・JIS製図法・材料選定・強度設計・精度設計・信頼性設計・要素設計)という機械設計に必要不可欠な知識を有している事が重要であり、これらの各項目に対しての能力レベルである。) 
この「3次元設計能力レベル」の評価を、企業では社員教育や人事評価制度に活用でき、機械設計者は自分の能力を客観的に判断する事が可能となり、弱点を認識する事によって自己のスキルアップ意識につながる。また、設計者を目指す学生や転職者は、企業の求める能力レベルと自分の能力レベルを予め確認する事ができる。
そこで、「3次元設計能力」を単なる試験の合否ではなく、「育成」という立場で現時点でのレベルを評価するということが求められている。また、この評価制度が一流の設計者になるための登竜門として活用されることが期待されている。

このような背景から、日本国内の3次元設計能力の修得を目指す人に対して、教育セミナーの開催および3次元設計能力検定試験をシステム的に実施すると共に、広く3次元設計技術者の育成、質的向上を図るための活動を行い、もって社会全体の利益に寄与することを目的とする。